2026年10月15日に報じられた情報によると、日本の最高裁は、民事裁判における訴状などのオンライン提出システム「min〔ミンツ〕」で障害が発生したことを発表しました。このシステムは今年5月に全面的にデジタル化されたばかりで、システム障害に伴い書面による代替手段を促すのは今回が初めての事例となります。

最高裁によると、障害は同日午前9時頃に確認されました。具体的には、システムへのログインができない、または記録一覧画面が表示されないといった状況が続いています。現在のところ、原因は調査中とのことですが、不正アクセスやサイバー攻撃によるものではないと報じられています。

日本の民事訴訟手続きでは、訴訟代理人である弁護士に対し、訴状や主張書面のオンライン提出が義務付けられています。しかし、今回のように「min」が利用できない状況では、書面での提出も可能としています。

最高裁は、「ご不便をおかけしていることをお詫び申し上げます。原因調査と対応の検討を急ぎ進めている」とのコメントを発表しました。これにより、訴訟手続きに影響を受ける利用者への配慮を示し、迅速な対応を約束しています。

名古屋地裁では以前、「紙の訴状は不適法」として却下される事例も報じられており、デジタル化への移行が進む中でのシステム障害は、関係者に大きな影響を与えています。今回の障害発生を受け、オンラインシステムの安定運用と緊急時の対応策の重要性が改めて浮き彫りになりました。