2026年10月26日、福田康夫元首相の死去を受け、日本の政界関係者から追悼と感謝の言葉が相次いで報じられました。特に、小泉純一郎元首相は「福田氏がいたからこそ」と述べ、福田氏が官房長官として支えた約5年半の政権運営を振り返り、その存在が外交や内政の重要課題に注力できた理由だったと謝意を表明しました。
また、小沢一郎元民主党代表は、2007年に自身が民主党代表だった時に、当時の福田首相(自民党総裁)との間で模索された「大連立」構想に触れ、福田氏の真摯な態度に「今でも感銘深く思い出している」と語りました。この大連立構想は、2007年11月に両氏の会談で合意寸前まで至ったものの、民主党内の反対により実現には至りませんでした。
福田氏は首相在任中、「ねじれ国会」に苦心しましたが、海上自衛隊のインド洋での給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法を衆院の再可決によって成立させました。当時の防衛相であった石破茂前首相は、福田氏からの「細かい指示、配慮」があったことを明らかにしています。
消費者庁設置の準備に携わった岸田文雄元首相も談話を発表し、「消費者庁新設の礎をつくった経験は、私の政治家人生の大きな財産だ」と故人を偲びました。福田元首相は、森喜朗内閣に続き、小泉政権で約3年にわたり官房長官を務めるなど、長年にわたり日本の政治を支えた人物として知られています。