2026年11月4日に時事通信が報じたところによると、前日3日に投開票されたアメリカの中間選挙で、野党民主党が連邦議会の上下両院において多数派の座を奪還しました。これはトランプ政権の政策、特にイランに対する軍事作戦や国内の物価高騰に対する国民の不満が大きく影響したと伝えられています。

民主党による両院の多数派奪還は、2006年の中間選挙以来20年ぶりの出来事となります。この結果、来年1月に新議会が発足すると、これまで共和党が大統領職と両院を支配する「トリプルレッド」の状態が解消され、民主党が4年ぶりに上下両院を掌握することになります。これにより、民主党は重要法案の通過を阻止し、議会調査権を行使してトランプ政権への対決姿勢を強める方針です。

CNNテレビの報道によると、民主党は上院(定数100)で、メイン州、テキサス州、オハイオ州、カンザス州といった激戦区の議席を共和党から奪取しました。さらに、共和党優位と見られていたサウスカロライナ州でも勝利を収めています。下院(定数435)では、米東部時間4日午前5時半時点で、民主党が231議席、共和党が139議席を確実にしました。

特にテキサス州では、共和党の現職知事アボット氏が民主党候補に敗れるという波乱も発生しており、今回の選挙結果はトランプ大統領の求心力低下につながると見られています。今後の2年間、トランプ政権は議会との厳しい関係の中で政権運営を強いられることになります。