フォートワースの著名なイベント会場「ディッキーズ・アリーナ」が、このほど名称を「アリアット・アリーナ」へ変更しました。地元メディアが2026年10月26日に報じたところによると、この変更は即時適用されるとのことです。

運営会社であるトレイル・ドライブ・マネジメント・コーポレーションとアリアット・インターナショナルが発表した今回の名称変更は、命名権を巡る訴訟がきっかけとなりました。旧名称は、ワークウェアブランド「ディッキーズ」の命名権契約に基づいていましたが、ディッキーズブランドがニューヨークのブランド管理会社ブルースター・アライアンスに買収された後、状況が複雑化しました。

WFAAの報道によると、ブルースター・アライアンスは2025年にディッキーズの本社をフォートワースから移転し、125人の従業員を解雇。その後、命名権の支払義務を逃れるため、資産のないペーパーカンパニーを設立したとして、トレイル・ドライブ・マネジメント・コーポレーションが100万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こしていました。

新たな命名権パートナーとなったアリアットは、1993年創業のウエスタンブーツなどを手掛ける企業で、伝説的な競走馬セクレタリアトにちなんで名付けられました。フォートワースには地域本社を構え、7000万ドル以上を投資し250人の雇用を創出するなど、地域経済に貢献しています。ストックヤードのミュール・アレーには旗艦店があり、フォートワース・ストックショー&ロデオやPBRチーム「アリアット・テキサス・ラトラーズ」のスポンサーも務めています。

アリアットのCEO、リズ・オニール氏は「この象徴的なアリーナに当社の名を冠することは新たな章であり、ロデオ、コンサート、スポーツイベントでコミュニティの皆様をお迎えできることを光栄に思います」とコメント。マット・パーカー市長も「アリアット以上にふさわしい命名パートナーは考えられません」と歓迎の意を示しました。

14,000席を誇るこの会場は、2025年には音楽業界誌「Pollstar」で同規模の会場として世界第1位にランクインしています。現在、一時的な看板の設置が進められており、来年1月15日に開幕する第130回ストックショーの前に恒久的な看板が設置される予定です。