2026年10月29日にDallas Innovatesで報じられたPwCとUrban Land Institute(ULI)の年次レポート「Emerging Trends in Real Estate 2027」によると、ダラス・フォートワース(DFW)が、全米の注目すべき商業不動産市場ランキングで3年連続となる第1位に選ばれました。この評価は、DFW地域の経済的なダイナミズムと、多様な投資を呼び込み成長を促進する能力を反映しているとされています。
このレポートは、米国の約1,500人の不動産投資家、開発業者、融資担当者、アドバイザーからの知見に基づいて作成されています。2027年の不動産市場では、広範なセクターへの投資よりも、「適切な市場で、適切な資産を、適切な運営戦略で選ぶこと」が成功の鍵となると指摘されています。
DFWが首位に立った背景には、主に以下の要因が挙げられています。まず、ダラスに形成された金融サービス拠点の「Y’all Street」の台頭です。商業用不動産会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、テキサス証券取引所、NYSEテキサス、ナスダック・テキサスの開設に加え、金融大手ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーがダラスに主要拠点を設立する計画を挙げ、これらのプロジェクトが合計13億ドル以上を投じて最先端のオフィススペースを必要とすることに注目しています。
また、これらの動きがDFW地域のオフィス部門を牽引しており、クラスAオフィスビルの空室率は約25%ですが、2025年第1四半期のピーク時から190ベーシスポイント減少しているとのことです。DFWのオフィス市場は、全国平均よりも早く、そして急速に収縮し始めているとレポートは分析しています。
DFWに次いで注目市場の上位には、テネシー州ナッシュビル、マイアミ、ノースカロライナ州ローリー・ダーラム、サンフランシスコがランクインしています。テキサス州内の他の都市では、ヒューストンが6位(前年から1つ下降)、オースティンが21位(9つ上昇)、サンアントニオが34位(15位下降)という結果となりました。