2026年10月20日にDallas Innovatesが報じたところによると、テキサス州フリスコに本社を置くデータセキュリティ企業のNetwrixは、中堅企業における機密データへの不正アクセスが増加している現状について警鐘を鳴らしました。同社が4月に実施した世界規模の調査では、従業員数500人から999人の中堅企業のうち40%が過去1年間に機密データへの不正アクセスを経験していることが明らかになりました。
中堅企業が直面する課題
この数字は、従業員数1万人以上の大企業(27%)や500人未満の小規模企業(18%)と比較して最も高く、AI時代におけるデータセキュリティの課題が浮き彫りになっています。Netwrixの調査では、中堅企業のITおよびセキュリティ担当者の約80%が、機密データがどこに保存され、誰がアクセスできるのかについて一元的に把握できていないと回答しています。
NetwrixのCEO、グラディ・サマーズ氏は、中堅企業は「アクセス管理が複雑になるほどに規模が大きくなった一方で、大企業のような人材やツールが必ずしもない」という難しい立場にあると述べています。
AIと自動化がもたらす影響
今回のNetwrixの調査は、110か国の中小企業および大企業で働く2,300人以上のITおよびセキュリティ専門家を対象に行われました。その結果、従業員数1,000人未満の企業では67%が、AIと自動化によって機密データにアクセスできるIDの数が増加したと回答しています。これは、AIがアクセスパターンを大きく変えていない企業でのデータ侵害が11%だったのに対し、AIによってアクセスIDが大幅に増加した企業では43%が過去1年間にデータ侵害を報告していることからも、その影響の大きさがうかがえます。
不正アクセスに見舞われた企業は、金銭的損害(10万ドル以上が56%)、風評被害、事業運営上の損害(それぞれ47%)を報告しており、今回の調査結果は、中堅企業にとってデータセキュリティ強化の喫緊の必要性を示しています。