2026年9月14日付のThe Japan Timesの報道によると、日本国内で金塊を使った特殊詐欺事件が急増しています。これまで主に現金が用いられてきた特殊詐欺の手口に、新たな傾向が見られています。
これらの詐欺は、高齢者をターゲットに「必ず儲かる投資話がある」「金塊を保有すれば税金が安くなる」といった虚偽の誘い文句で持ちかけられるケースが多いとのことです。また、警察官や弁護士を装い「あなたの金塊が犯罪に使われた」「資産を保全するために金塊を引き渡す必要がある」などと騙し、現物の金塊を直接詐取する手口も確認されています。
被害者は、金融機関からの引き出しで足がつきにくい金塊であれば安全だと信じ込まされ、多額の現金を金塊に交換させられた後に騙し取られるケースも少なくありません。詐欺グループは、偽造された金塊や、表面だけ金で覆われた鉛の塊を高値で売りつけるといった悪質な手口も用いています。被害額は数百万から数千万円に上ることもあり、中には全財産を失う被害者も出ていると報じられています。
日本政府および警察当局は、このような金塊詐欺に対する注意喚起を強化しており、不審な電話や訪問があった場合はすぐに警察や家族に相談するよう呼びかけています。特に、急を要するような形で金塊や現金の引き渡しを要求されたり、未公開の投資話を持ちかけられたりした場合は、詐欺を疑うことが重要です。
金融機関も顧客に対し、高額な金塊購入や現金引き出しを行う際に、その目的を慎重に確認するなどの対策を講じています。日本国内では、特殊詐欺全体が依然として深刻な社会問題となっており、その手口が巧妙化している実態が浮き彫りになっています。