2026年10月22日に報じられた情報によると、米国では職場を通じて医療保険に加入している約1億5,700万人のアメリカ人が、依然として高額な医療費に悩まされている現状が明らかになりました。雇用主を対象とした調査では、今年の保険料の緩やかな上昇が示されていますが、労働者にとっては医療費そのものが最大の懸念事項であるとされています。

医療調査機関KFFが実施した最新調査では、雇用主提供の医療保険の保険料が平均で約5%上昇していることが判明しました。しかし、問題は月々の保険料だけでなく、自己負担額(免責金額)の増加にもあります。保険が適用され始めるまでに患者が支払う必要がある免責金額は、1990年代には250ドルから500ドル程度であったものが、現在では5,000ドルにまで跳ね上がっているケースも報告されています。

ミズーリ州スプリングフィールドに住むジョセフ・バビット氏の例では、会社が従業員の医療保険料のほとんど、あるいは全てを負担するという手厚い福利厚生を受けているにもかかわらず、高額な免責金額のために医療費を負担に感じているとのことです。同氏は、病気になったために破産を余儀なくされる国は、先進国では米国だけだと指摘しています。

KFFが約2,000社の雇用主を対象に行った年次調査によると、家族4人あたりの平均医療保険料は年間28,000ドルに達しており、これは非常に高額な費用です。たとえ職場でしっかりとした医療保険に加入していても、米国の医療費の高騰が労働者の家計に大きな影響を与えていることが浮き彫りになっています。