2026年10月11日付けでNPR Businessが報じたところによると、米国では失業後に新しい仕事を見つけるまでに要する期間が長くなっています。特に注目すべきは、失業者の約4割が再就職を果たす前に失業手当の給付期間を使い果たしている点です。
現在の採用環境は停滞気味で、多くの失業者がなかなか職を見つけられない状況に直面しています。先月、米国の雇用主が追加した雇用はわずか29,000件で、これは失業者244人に対して1件の職しかない計算になります。平均的な労働者は以前よりも長く求職活動を続ける必要があり、結果として失業手当が底をつくケースが増えているとのことです。
この状況は、全体の失業率が2026年9月時点で4.2%と低い水準を維持していることとは対照的です。失業率の数字だけを見ると良好に思えますが、実際に職を探している人々にとっては、その数字は現実とはかけ離れたものに感じられるでしょう。コロラド州に住むエヴァン・スミス氏は、春にRV販売店での職を失って以来、多数の求人に応募しても手応えがないと語っています。また、別の失業者であるシェリル・ハフ氏は、コロラド州政府の職を4ヶ月前に解雇されて以来、数十件の応募に対して面接は数件しか得られず、自動返信のようなメールばかりを受け取っていると不満を漏らしています。
このように、求職者は大量の応募者の中に埋もれてしまい、「ただの数字」として扱われていると感じることが少なくありません。雇用市場全体の数字が良いように見えても、個々の失業者にとっては厳しい現実が続いていることを示しています。