2026年9月23日付の日本経済新聞アジア版(Nikkei Asia)の報道によると、日本国内での婚姻数が減少する一方で、海外から日本を訪れて結婚式を挙げる外国人カップルが増加しています。日本の美しい景観や独特の文化、そして質の高いサービスが、思い出に残る結婚式を求める外国人に高く評価されていることが背景にあります。

外国人カップルに特に人気なのは、京都の伝統的な寺社仏閣や、北海道の雄大な自然を背景にしたロケーションです。また、沖縄のビーチリゾートもハネムーンを兼ねたリゾートウェディングとして注目を集めています。日本の旅行会社やウェディングプランナーは、外国人向けのプランを拡充し、多言語対応や多様な文化に合わせたサービスを提供することで、この需要を取り込んでいます。

具体的な例としては、某大手旅行代理店が提供する外国人向けウェディングパッケージが前年比で20%増の予約数を記録したと報じられています。これには、着物のレンタル、伝統的な日本庭園での写真撮影、さらには茶道体験を組み合わせたプランなどが含まれます。特にアジア諸国からのカップルが多く、日本ならではの体験を重視する傾向が見られます。

この動きは、日本の観光産業全体にも良い影響を与えています。結婚式を挙げるカップルだけでなく、その家族や友人も日本を訪れるため、宿泊施設、飲食業、観光地など、幅広い分野で経済効果が期待されています。地方の活性化にもつながるとして、自治体も外国人誘致に力を入れ始めています。

一方で、国内の婚姻数は依然として減少傾向にあります。少子高齢化が進む中で、外国人カップルの誘致は、日本のブライダル業界にとって新たな成長分野となっており、今後もこの傾向は続くと見られています。