2026年10月2日(米国中部時間)に日経アジアが報じたところによると、日本最大の発電事業者であるJERA(ジェラ)が、米国において石油貯蔵会社を設立しました。この新会社設立は、世界のエネルギー市場の変動に対応し、JERAのエネルギー供給体制を強化することを目的としています。
JERAは、東京電力フュエル&パワーと中部電力の合弁会社として設立された企業で、日本における発電量の約30%を占めるなど、日本の電力供給を支える重要な役割を担っています。今回、米国で石油貯蔵事業に参入することで、燃料調達の柔軟性を高め、地政学的なリスクや市場価格の変動に対する耐性を強化する狙いがあります。
米国は世界有数の原油生産国であり、エネルギーインフラも充実しているため、石油貯蔵拠点として戦略的に重要な地域です。JERAが米国に拠点を設けることは、安定したエネルギー供給網を構築し、将来的なエネルギー需要に対応するための重要な一歩となります。この取り組みは、日本国内のエネルギー安全保障にも寄与するものと考えられます。
具体的な貯蔵施設の場所や規模、運用開始時期など、詳細な計画については現時点で公表されていません。しかし、この動きは、日本のエネルギー企業が海外で積極的にサプライチェーンを多様化し、安定供給を目指す姿勢を示しています。