2026年10月31日付けで報じられた情報によると、主要な石油企業が再び記録的な利益を計上しました。これは主にイランでの紛争が世界的な原油供給に影響を与え、ガソリンやディーゼル燃料などの価格が高騰していることが背景にあります。

この四半期、米石油大手エクソンモービルは154億ドル(約2兆2900億円)の利益を上げ、前年同期比で倍増。英シェルも108億ドル(約1兆6000億円)とほぼ倍増の利益を報告しました。また、米シェブロンは99億ドル(約1兆4700億円)の利益で、前年比180%増となりました。これら3社だけで、この四半期に合計360億ドル(約5兆3600億円)を超える利益を上げています。

情報源によれば、今回の利益急増は、イランでの紛争が世界の原油供給を混乱させていることが大きな要因です。中東からの原油流通量が減少したため、他の地域で産出される原油の価値が大幅に上昇しました。紛争前のブレント原油価格が1バレル約70ドルだったのに対し、現在は約113ドルで取引されています。

一方で、ガソリンやディーゼル、暖房油といった石油製品の需要は大きく変わっていません。金融サービス会社ピッカリング・エナジー・パートナーズの創設者ダン・ピッカリング氏は、大手石油企業がこの需要を満たすことで、米国内や中南米、欧州で生産される原油をより高値で販売できていると指摘しています。

各社の決算発表では、利益の多くが配当や自社株買いを通じて株主に還元されていることが言及されました。シェルは過去最大規模の自社株買いを実施し、エクソンモービルも過去最高の四半期配当を発表しています。