2026年10月5日の報道によると、アメリカの中間選挙が進行中のテキサス州を含む各地で、一部の有権者が人工知能(AI)チャットボット「ChatGPT」を活用し、自身の投票行動を決定する新たな動きが見られます。従来の情報収集源に加え、AIを候補者の調査や政策比較に利用する傾向が浮上しています。
この現象は、AIチャットボットが一般に広く普及して以来、初となる中間選挙で顕著になっています。NPRの取材に応じた有権者の中には、ChatGPTに投票用紙に記載された全ての候補者リストを作成させ、それぞれの候補の政策や理念を比較検討する人がいるとのことです。
ある有権者は、ウェストバージニア州モーガンタウン在住のグラフィックデザイナー、アダム・ジョンソン氏(40)で、彼は数時間にわたりChatGPTと対話し、自身の価値観に最も合致する候補者を探りました。食事の計画や転職活動など、日常生活の様々な場面でChatGPTを利用しているジョンソン氏は、今回の中間選挙でもAIを頼りにしたと述べています。
AIチャットボットは、特に地方選挙のように報道が手薄になりがちな分野で、候補者情報の比較表作成や、インターネット上の真偽不明な情報の検証に役立てられています。ピュー・リサーチ・センターの調査では、アメリカの成人のおよそ半数がAIチャットボットを利用した経験があり、そのうち約42%が情報検索に利用していると報告されています。
専門家は、チャットボットが持つ情報整理や比較検討の能力が、有権者の意思決定に微妙ながらも影響を与える可能性を指摘しています。