テキサス州のライフスタイル誌「テキサス・マンスリー」が、半世紀にわたり親しまれてきたレストランガイドを刷新し、新たに「テキサス・グランド」を発表しました。この新ガイドは、州内約1000の優良店を選出しており、ダラス市内からは95店がリスト入りしています。2026年11月3日に報じられたこのニュースは、地元の食通たちにとって見逃せない情報となるでしょう。

1973年の創刊以来、テキサス・マンスリーの象徴であった旧ガイドは、パット・シャープ元レストラン批評家が2025年に引退するまで、星評価システムで運用されてきました。しかし、新ガイド「テキサス・グランド」では星評価を廃止し、同誌のダイニングチームが「心から推薦する」レストランを掲載する方針です。その基準は「優れた料理、サービス、全体的な雰囲気」であり、タコス店から高級ステーキハウスまで、あらゆる価格帯の地元密着型レストランが対象です。

ダラス・フォートワース都市圏全体で見ると、アディソンとガーランドからそれぞれ2店、プレイノとアーリントンから合計14店が選出されています。さらにファーマーズブランチ、グレープバイン、アービングまで含めると、この地域全体で128店がリストに名を連ねています。新ガイドはオンラインで都市名や料理の種類、価格帯などで検索できるため、地元のお気に入りを見つけるのに便利です。

ダラス市内からは多種多様な店が選ばれており、オーク・クリフ地区の「Donde Los Tacos」や「Lockhart Smokehouse」、ダウンタウンの非営利レストラン「Cafe Momentum」、レイク・ハイランズの「One90 Smoked Meats」などが含まれます。また、ハイランド・パークの「Rise No 1」、デザイン・ディストリクトの「The Charles」、屋上にヘリポートを持つ高級ステーキハウス「Pappas Bros. Steakhouse」といった高級店も名を連ねています。各店舗は一文でその特徴が紹介されており、例えばフリスコのインド料理店「Bharat Bhavan」は「印象的な規模で、五感を刺激する満足感のあるベジタリアンインド料理の目的地」と評されています。

日本食ファンにとって見逃せないのが、今回の新ガイドに選ばれた日本食店の層の厚さです。ダラスでは、アーツディストリクトにシェフ、ポール・コー氏が構える「Sushi Kozy」(2026年ベスト・ニュー・レストラン選出)、Uchiの上階に位置するカクテルと軽食の店「Uchiba」、プレストン・ロイヤル・サウスウエストの「Kawa Omakase Handroll Bar」、名店テッポ出身シェフによる焼き鳥中心のおまかせ「Mābo」(2025年ベスト・ニュー・レストラン選出)、モダンな空間で寿司・刺身を楽しめる「Yūjō」、長年愛され続ける名店「Uchi」、ディープエラムのスパイシーなラーメンが人気の「Ichigoh Ramen Lounge」が選出されました。フォートワースのサウスサイドからは、おまかせの新基準と評された「Hiro's Kitchen Sushi & Sake」と、寿司通をうならせる新鋭「Yoichi」、伝統的な和食をアップデートした「Tokyo Cafe」、リッジレアの人気店が復活を遂げた「Little Lilly Sushi」が選ばれています。フリスコからは、上質な空間で本格寿司を提供する「Kinzo」が選出されました。価格帯は$(お手頃)から$$$$(高級)まで幅広く、ラーメンからおまかせコースまで、日本人読者にとっても足を運びやすい店が揃っています。